『聖徳太子五憲法 全』について

蔵から出てきた書物の中から『聖徳太子五憲法 全』について
『聖徳太子五憲法』という古書が出てきました。ざっくりみると天明8年(1788年)出版のようです。
聖徳太子と憲法というと、17条の憲法くらいしか知らない。中を確認すると、17条の憲法が書かれているのだが、5種類の憲法が書かれていました。その5種類とは、「通蒙憲法」「政家憲法」「儒士憲法」「神職憲法」そして「釈氏憲法」の5つである。通例用、政治家、儒者、神道、仏教という5種ですね。
へー、17条憲法についてかつて日本史で勉強したくらいで正直あまり詳しく知らなかったけど、こんなに種類があったのだなと素直に思っていました。
しかしながら仏教の中身を見ていくと、、、、うーむ内容がどうも怪しい。
そもそも聖徳太子の時代に憲法で定めるほど仏教が広まっていたのか。儒士や神職というようにはっきり分かれていたのか?
という疑問があり軽く調べてみると、、、
結論から言うとこの書物は江戸時代に作成された全くの偽書でした。幕府から発禁処分された『先代旧事本紀大成経』という書物から抜き出されたらしい。しかしながら謎に世間に流布されたとか。
野澤 政直という方の『禁書 聖徳太子五憲法』という著書があるようなので入手して引き続き研究してみようと思います。面白いので仏教の17条憲法も一つずつ徐々に紹介していこうと思います。